ハナレイの遠い昔

カウアイ島セントレジス・プリンスヴィルホテルのロビーに、

遠い昔のハナレイ湾を描いた絵が飾ってあります。

好奇心が多い方はすぐになんじゃこりゃ?と思われると思います。

輝くもの、多分燃えているものが空を舞っています。

ホテルの方に教えていただいたことがあります。

これは、このハナレイで行われていた儀式なんだそうです。

いいことがあったりすると、

こうやって、火をつけた棒?みたいなものを投げて祝ったそうな。

そんな儀式は、オアフ島では見たことも聞いたこともありません。

はて?と思っていろいろ調べてみてわかったのは、

こういう土着の風習?は他の島々にもけっこうあったということ。

が、カメハメハが島々を制覇していく過程で、統一されていったみたいです。

最後まで闘い、征服されたのではなく吸収合併されたようなカウアイ島には、

土着の文化がいろいろ残りました。


このセントレジスがあるプリンスヴィルは、英語の名前がついていますが、

ちゃんと理由があります。

カメハメハ四世の時代、スコットランド人のお医者さんがこの辺りの土地を購入して、

さとうきびの栽培を始めました。

そんなある日、カメハメハ四世が家族でこの地へ遊びにやってきました。

お医者さんは、カメハメハ四世の息子のアルバート王子に敬意を表して、

この地を「Princeville (Prince-ville=王子の場所)」と名付けたそうです。


もうひとつ。

ハワイ島にはキングカメハメハ像が2つありますが、ヒロにあるものは、

もともと、このプリンスヴィルに建てられる予定だったそうです。

プリンスビル・リゾートのオーナーが建てようとしていたそうで。

が、カウアイ島はカメハメハに征服されなかった島です。

カメハメハ大王の銅像は相応しくないという抗議があり、

カウアイ郡への寄付も断られ、結局ヒロに送られていきました。


歴史に関する情報は、バラバラ、ぽつぽつと点在しています。

いろいろ集めて眺めてみると面白いです。

へなちょこ・しゅん/ハワイ生活20年、脳腫瘍&癌、人生盛り沢山

へなしゅんが、出来事とか、思いついたこととか、だらだら書きます。

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