夏の雲。

小学1年生のころ、友だちが飛行機に乗った時の話をしてくれました。

雲の上に不時着して、ドキドキした、と。

わたくしは興奮していくつか質問をしました。

覚えているのは以下の2つです。

・雲の上は歩けるのか?

・雲の端っこはどうなっているのか?

彼は普通に返事をしてくれました。

嘘つきやったのか、わたくしが冗談だとわかっていると思って返事をしたのか、

どっちかわかりませんが、完璧?な即答でした。

・雲の上は歩ける。が、ある程度の厚さがないと落ちてしまう。

・雲の端っこは厚さがないので落ちてしまう。

彼は、飛行機の羽の上に乗ったこともある、と話してくれました。

風の抵抗を感じながら垂直尾翼にしがみついたこともある、と。

わたくしが何を話しても信じるので、

どんどんレベルを下げていったのかもしれません。


分厚い雲を見ると、この時のことを思い出します。

彼の話がウソだとわかったのがいつのことやったか、

彼が今、何をしているのか、知りません。

でも、この時の会話だけは鮮明に覚えています。

へなちょこ・しゅん/ハワイ生活20年、脳腫瘍&癌、人生盛り沢山

へなしゅんが、出来事とか、思いついたこととか、だらだら書きます。

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