わたくしはよく、脳腫瘍摘出手術を3回受けた(12時間以上かかる手術を3回/正確には4回)ことを書いています。でも癌じゃないし、と、どこか余裕な感じで書いていたのですが、54歳にほんまに癌になってしまいました。悪性リンパ腫ってやつです。2021年11月のことです。
悪性リンパ腫とは何か。簡単に言うと、白血球のうちリンパ球が癌化する病気です。でもって、癌にはその程度によって「ステージ」なんて言い方があり、ステージ1が初期、ステージ4がヤバめの状況です。わたくしはステージ4だと診断されました。涙
まず近所の病院に入院したのですが、そこには悪性リンパ腫に関する医師がいませんでした。で、謎な病気に対する謎な治療を続けられ、わたくしは高熱&超下痢&不安で死ぬほど苦しみました。脳腫瘍からは生還したけど、今回は無理かもな、と。
悪性リンパ腫であることがわかり、2021年12月に日本医科大学附属病院に転院します。ここからは超楽でした。楽って言い方は変ですけど、脳腫瘍摘出手術に比べたら屁みたいなもんです。脳腫瘍摘出手術では、まったく動けない状態で集中治療室で数日過ごしたり身体中から管が生えてるような状況で身動きが取れなかったり、何より手術を受けた場所が痛かったりしました。悪性リンパ腫の治療は吐き気がしたり腹を壊して飯が食えなかったりしましたが、痛みはありませんでした。
ステージ4なのでドキドキしていましたが、無事退院。定期的に通院し、2022年夏にはもう大丈夫かもと診断され、へっへーん!と喜んでいたら、2022年11月、再発。ゲッ!
ステージ4は再発しやすい、なんて言われてたんですけど、ほんまに再発。なんと素直なわたくし。でもって、再発したってことは、治療してもまたすぐに再発するかもしれません。と言うわけで、ちょっといろいろ考えながら体をいじられることになりました。
今回、一番刺激的やったのが、首筋に管を差し込まれることでした。首というのは命に関わる場所です。ここに13センチもある管が刺さっています。刺さる時はもうドキドキでした。が、これ、入れた時は違和感バリバリでしたが、慣れたらめっちゃ楽でした。両手が開放されているからです。
2022年12月末現在、2回めの退院で自宅におります。2023年も闘病生活でスタートしそうです。負けませんでー。
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