ハワイへ上陸したのは西暦2000年でした。
現在は西暦2016年。16年が経過しています。
もうすく23歳の長男が6歳の頃でした。
ハワイは何も変わってないように思いますが、
よく考えたら、高層コンドミニアムがたくさん増えています。
ワイキキビーチが夜歩けるようになったし、
アラモアナビーチも週末はローカルでいっぱいになっています。
オアフ島の西、EWAのあたりには、住宅がたくさん出現しています。
昔はさとうきび畑だったエリアです。
2000年当時はまだ昔の面影が少しだけ残っていました。
面影といっても、何もない野原というか、ただの空き地というか、
歴史を知らないと見ても楽しくない景色でしたけど。
有志が集まって日曜日だけ走らせている「サトウキビ列車」があります。
サトウキビ列車というのは、かつて、収穫したサトウキビを山積みしていた鉄道です。
この鉄道は、ダウンタウンから出発して、
オアフ島の西端カエナポイントをぐるっとまわって、
オアフ島北端の町、カフクまで走っていました。
クルマが走るようになり、鉄道のほとんどは道路になってしまいましたが、
EWAエリアに少しだけ残っています。
そこをディーゼル機関車で走るのです。
初めて乗ったのは、今から10年以上前のことでした。
何もない野原を眺めながら、ガタガタと揺られていきます。
往復するだけなので、帰りは眠ってしまいました。
そのサトウキビ列車に、久しぶりに乗りました。
乗り心地は変わっていませんでしたが、見える風景がまったく変わっていました。
初めて乗った時には遠い昔を想像したりすることができたのですが、
現在は、何もない野原だったエリアに、住宅がたくさん並んでいました。
サトウキビ畑を想像することができないくらいの住宅街になっていたのです。
思えば遠くへ来たもんだ。
0コメント