ワイキキに現存するホテルの中で、一番歴史があるのはモアナサーフライダーです。
でも、厳密にいうと、歴史があるのは入口のところだけで、
他の部分はけっこう後からできたものです。細かく紹介すると、
1901年 モアナホテル
1918年 両サイドが増築されてHスタイルに
1952年 サーフライダーホテル(現在のダイヤモンドヘッドウイング)オープン
1959年 ハワイが州に昇格。と同時に、これらホテルをシェラトングループが買収
1963年 京やカンパニーがモアナホテルとサーフライダーホテルを購入
※京やカンパニーというのは国際興業の子会社
1969年 タワーオーシャン・ウィング開設
1987年 総工費約60億ドルを掛けてホテルの復興作業を開始
1989年 モアナホテルとサーフライダーホテルが合体してリニュアルオープン
モアナサーフライダーのWEBサイトでは、
京やカンパニーがオーナーになったのは1964年になっています。
でも、国際興業のWEBサイトでは、
1963年になっているのでそちらを尊重しておきます。
ちなみに1964年といえば、
一般市民が単なる観光旅行として自由に外国へ旅行できるようになった年です。
映画「ハワイの若大将」が公開されたのは1963年8月。
日本人が、現金とトラベラーズチェックを持って、
仕事などの都合でハワイへ上陸できるようになったのは1963年4月。
歴史があるホテルなんて言われてますけど、
日本にはもっと古い建物がいっぱいあります。
例えば平等院は1052年。そんなことはどうでもええか。
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